年末年始の食生活について

12月~1月はクリスマスや忘新年会、お正月と会食や外食が増える時期です。普段と違う食事内容や、人との会食時はついつい食べ過ぎてしまいます。

冬の定番料理の鍋物は、汁の中に塩分や野菜から溶け出たカリウムが含まれ、具材が汁を吸うので水分も多くなりやすくなります。鍋の〆も含め注意が必要となります。ケーキ等の洋菓子は卵や牛乳が原材料として多く含まれています。リンを多く摂りやすいので一人前を超えて食べない様にしましょう。

おせち料理もいくつか注意が必要です。おせち料理は全般的に塩分を多く含みます。栗きんとんや黒豆はカリウムが多く含まれ、骨ごと食べる田作りやいくら等の魚卵にはリンが多く含まれます。かまぼこや伊達巻など加工品も多く使われています。添加物からのリンの摂取にも気をつけたいです。

大皿料理などの時は初めに食べる分を取り分け、色々なもの少しずつ食べて楽しむ工夫をするのも良いでしょう。食べ過ぎてしまった時、飲みすぎてしまった時は次の食事でカリウムやリン、塩分・水分に気を付けるようにしましょう。

文責:栄養師 鈴木