災害時の実務訓練を行いました

透析治療を必要とする多くの方は、週3回いかなる時も治療を“休む”事ができません。

我々、透析従事者は災害をはじめとする危機管理対策を常に考え、平時からの計画や訓練が重要と考えています。

その対策として先日、プライミング訓練と緊急避難訓練を実施しました。

“プライミング”とは治療の前に必ず行う体外循環回路(ダイアライザーを含む血液回路)を洗浄する事です。当院では東レ社製透析装置を使用しており、通常は自動洗浄で効率的かつ適切な工程で行っておりますが、装置や透析液系統のトラブルなどによって自動機能が使えなくなったことを想定した、手動操作による訓練です。

 生理食塩水を使用した手動プライミングは長年従事するスタッフからすれば従来の方法(いわゆる昔のやり方)の為、比較的スムーズにできますが、最近従事したスタッフからすると、日ごろやり慣れない作業の為、こういった定期的な練習が必要なのです。また当日は治療終了時の“返血”も手動操作で行いました。

また、当日は透析業務終了後に透析中の地震・火災を想定した避難訓練を行いました。災害対策委員を中心に“アクションカード”による行動訓練です。

“カード”を手にしたスタッフはそのカードにある計画行動を行い、患者様の安全確保と避難行動を円滑に行うための手段となります。

 実際にカードを活用する事で、行動確認とさらなる改善点を全員で話し合う事ができました。次回はその改善点を埋めるべく更なる強化訓練を実施する予定です。