- 2022.5.17透析室情報‐各部門-
- 新しい治療法「吸着式潰瘍治療法」当院でも開始しました。
透析治療
当クリニック透析室は外来での維持透析患者様に、確実かつ安全な医療提供と安心してお過ごしできるよう、様々な職種が連携し患者様の立場に立って、透析治療を行う事をめざしています。
外来透析クリニックって
大丈夫?
透析を導入して間もなく外来通院する患者様は特に、透析治療への理解不足(勘違い)・心理的な不安など様々な悩みや問題を多く抱えていらっしゃいます。当院では透析医療に精通した担当看護師が患者様のお話をよく伺う事から始めていきます。
いつも通う
施設だから
『透析』が長期化してくると、食生活や体調管理の悩み・かゆみなど様々な症状・合併症を伴う事があります。透析毎に当日の担当医師による診察や処方が受けられます。
また、治療中は看護師と臨床工学技士が必ずお近くで透析状況を見守っていますので、ぜひどんなお悩みもご相談ください。 また、当院での透析治療が円滑で快適にお過ごしできるよう看護助手が院内でのサポートを行います。
当院では院内処方となっていますので、処方されたお薬をそのままお持ち帰りになれますので、お薬に関する問題も看護師と薬剤師が院内連携し患者様の悩みに共に考える事が可能です。
透析看護への
こだわり
透析看護と一言で言っても内容は多岐に渡ります。患者さまによって体調や悩みも様々ですので、透析毎に必ず当日の担当看護師による聴き取りや治療中看護を実践しています。
また、長期的看護が必要なケースには各患者様の担当看護師が継続的に関われる体制をとっていますので、患者様本人、家族、福祉関係等と連携し円滑な生活が送れるようサポートしています。糖尿病の有無に関わらず、透析患者様の『足を守る』事が長期的予後に関係してくるため、フットケア指導士を中心に『下肢救済』に対し看護部門として取り組んでおります。
透析療法への
こだわり
『血液透析』とは、様々な病態に行う『血液浄化療法』の一部となっています。血液を体外へ取り出し浄化処理する事を『体外循環治療』といいますが、その体外循環のスペシャリスト資格である臨床工学技士(CE:Clinical Engineer)が治療を見守ります。また、CEは採血結果や患者様の愁訴から病態に適したダイアライザー(人工腎臓)や透析方法・治療条件を医師へ適宜提案し連携する事で、合併症予防はもちろん、掻痒感・倦怠感・痛み・ムズムズ足などの透析特有とされる愁訴に対応しています。
透析では『太い針』を血管内に留置して行います。血液を浄化する治療ですから必要不可欠な手技となります。当院では確実に血管内に留置するため、透析スタッフの技術習得はもちろん、超音波装置で血管内を確認しながら行う、『エコー下穿刺』にも対応可能です。血管から十分な血流を確保できるよう作成する『シャント』に対しても定期的な検査や評価を行い、治療効率の評価と共に透析患者様の『透析治療』が常に適正治療となるよう努めています。